(JAE(NPO法人日本教育開発協会))
経済産業省が注目する社員教育としての出前授業
酉島製作所をはじめ、6社で社員研修を開始
~ 小学生のために授業を企画することで社員の仕事意識向上に ~
企業と学校の架け橋となり、キャリア教育プログラム“ドリカムスクール”のコーディネートを行うNPO法人JAE(日本教育開発協会 所在地:大阪市北区 理事長:山中昌幸)は7月より関西の企業6社へ小中高校での出前授業実施に向けての社員研修を開始します。7月10日(土)には酉島製作所の若手社員への研修を行います。出前授業を社員研修と位置づけ、企業の若手社員が自分たちで授業を計画する教育プログラムは経済産業省経済産業省のキャリア教育シンポジウム2010でも成功事例の1つとして紹介されています。
JAEでは2005年~2007年に経済産業省の地域自律民間活用型キャリア教育プロジェクトを受託したことをきっかけに、小中高校で、企業と協働して将来の夢や仕事について学ぶキャリア教育プログラム「ドリカムスクール」を行っています。これまでに約50の学校、16の企業、約4500名の生徒に授業を実施してきました。授業では子どもたちは期間限定の社員となり、先輩社員による仕事の説明を聞いた上で、与えられたお題に沿って自ら主体的に商品企画、プレゼンテーションを行います。働く大人の仕事内容や、仕事に対する考えを直接社員から聞くことで子どもが「夢を描きチャレンジする力」を身につけることを目的とします。
社員たちが自らの仕事を見つめ直し授業を企画
実際の授業は10月、11月の予定ですが、授業準備のための実施企業の研修は7月から始まります。出前授業を行う社員数名でプロジェクトチームを組み、自分たちの仕事を小学生でも理解できるように授業を企画します。これらの一連の取り組みが社員の目的意識の向上や社内での結束力の高まりにつながります。
社員研修として持続可能な取り組みに
企業とNPOなどが協働し学校への出前授業を行う取り組みは全国で行われています。しかし出前授業は人員、時間、資金的負担が大きいため、実施できるが限られていました。JAEはこの出前授業を社員研修と位置づけ企業に提案することで出前授業に取り組む企業を増やすことに成功しています。社員研修に重点を置いた形式は全国でも珍しく、2010年3月17日に行われた経済産業省のキャリア教育シンポジウム2010で2009年に酉島製作所が高槻市立阿武野小学校で行った授業が成功事例の1つとして発表を行いました。
本件に関するメディアからのお問い合わせ先
JAE(NPO法人日本教育開発協会) 広報担当 小林
〒530-0028 住所:大阪市北区万歳町4-12浪速ビルディング 西館401A号室
TEL:06-6131-3573 FAX:06-6131-3487
ホームページ: http://www.jae.or.jp/ e-mail: info@jae.or.jp
参考資料
■2009年に酉島製作所が行った授業の内容
(経済産業省発行キャリア教育コーディネート事例集より抜粋)
実施地域:大阪府 高槻市立阿武野小学校
実施学年:小学校4年生
授業数:2時間X3日
■授業内容
・各部署から1名ずつ選出された若手社員9名でチームを結成、自らの会社や仕事を題材に授業を行う。
・「どんな授業にするのか、何を伝えるのか」というテーマ設定から具体的なプログラムづくりまで、コーディネーターの支援を受けながら、社員が半年がかりで行う
・授業のコンセプトは「楽しいものづくりを通じてオ~を伝える」で計3日間の出前授業を実施
・ペットボトルポンプ、ヘロン噴水、ペットボトルロケットを題材にしたものづくりと、その性能やデザインを競う実技大会、ポスターによるプレゼンテーションを組み合わせた授業を実施。
■授業をうけた子どもの感想
・ものづくりは一人じゃできないということがわかった。どんな時もチームワークは大切だと思った
・はかせやリエさん、いろいろな人がいっぱい教えてくれたので勉強になった。
・ロケット作りに成功したし、とても楽しかった。全部わすれないようにしたいです。
■授業を行った企業の感想
・普段は設計の仕事をしていますが、今回「授業」という製品を自分たちで設計・制作・実行したことで仕事においてもさまざまな部署を経験したいと思うようになりました。
・一緒に苦しんで頑張って、初めてチームワークが生まれるんだと知った。
・他人とのつきあいが苦手ですが、今回のチームで自分の主張だけでなく相手の意見を聞く大切さがわかり、メンバーとの間に深い絆ができました。
■キャリア教育とは(NPOスクール・アドバイス・ネットワーク資料より一部改変)
未来を担う子どもたちが、社会的・職業的自立に向けた力をはぐくむ教育。実社会で働くさまざまな大人たちとのふれあいを通じて、子どもたちは働くことへの関心や意欲を高め、学校で学ぶことの意味や大切にきづくこと。学校・企業・地域の協働により、子どもたちが能力を発揮する場を提供することが求められています。
■JAEとは ~共にチャレンジし、共に成長する場をつくる~
青少年に「夢を描き、社会で実現する力」を育むことを目的として、小学生から大学生・若者を対象とした働く大人との交流や仕事体験、地域交流等の教育プログラムを多主体(学校・企業・行政・地域住民等)と協働で企画・開発し、コーディネートを行っている。
ドリカムスクールとは
「夢を描きチャレンジする力」をはぐくむ教育プログラムです。子どもと、実際に働く大人が交流したり、一緒に仕事を体験することで「自分と社会」、「現在と未来」のつながりを実感し、主体的にチャレンジする力を身につけていきます。授業を受ける子どもたちにとってはもちろんのこと、仕事や働くことについて教える側の大人にとっても、モチベーションアップやスキルアップなどの教育効果があります。また、企業としての次世代育成CSR・地域貢献活動にもつながります。